Sisalを試す

Sisalとは,並列実行可能な関数型言語です.
超大昔に研究レベルで実装されてたんだけど,Sourceforge.netでソースが公開されているという(こちら).当時並列処理の研究をしていた人には有名な言語ですね.最終更新は2006年なので,それなりに開発は継続している様子.

学生の頃も,公開されていたのをダウンロードして試したことがあったが,10年くらい前だったか.やはり,これくらいしつこくやることが重要なんだろうねぇ.

単一代入の関数型言語なので,結構癖はありますが(if文が値を返したりする),まぁ普通に使えます.元々は数値計算向けの言語だったけど,単一代入変数を利用して並列性を抽出する類の言語なので,普通の並列化コンパイラで並列性が抽出しにくい用途(メディア処理とか?)の並列化にも使えるんじゃないかしら?

ダウンロードしてconfigure; makeでインストールされます.が,Testsディレクトリにある,CからSisalコードを呼び出すテストが通らない…どうも,gcc4から,staticかつexternと宣言すると怒られるせいっぽい.というわけで,sourceforgeの経由でバグレポしてみた(^^; 私の間違いで無ければ良いが…