TOEICで900点を超えるための英語勉強法

タイトルが釣りっぽいですが、980点取った記念に、効果的だったと思う勉強法をまとめておきます。

フレーズで覚えるために:NHKラジオ講座

英語では(って他の言語もそうかも知れませんが)、特に会話等で定型的な文を使う場合、単語の連続ではなくて、フレーズの連続として話したり、認識したりしています。
例えば、"Could you tell me how to get to the station?"という文があった時、Couldが助動詞で、主語がyouで…なんてことを考えていたら、追いつけません。そうではなくて、"Could you tell me"までをワンフレーズとして認識しています。how to 以下も同様。
もちろん、フレーズとして「覚えて」いなくても単語の知識と文法の知識から意味を導くことはできますが、認識速度が違いますし、フレーズとして覚えていると、多少聞き落としても、類推が効きます(先ほどの例でyouを聞き逃しても、まず"Could you tell me"なんだな、と類推できるでしょう)。
というわけで、フレーズとして覚えるのが重要なのですが、そのためにNHKラジオ講座が有用でした。今の形式は知らないのですが、昔は一つのストーリーの最初の部分を月曜日に説明、次を火曜日に説明、という形式になっていて、かつ毎日全体のストーリーを流していました。なので、毎日同じストーリーを聞くことになって、自然と文章、フレーズを覚えることができると。
他にもやり方はあるかも知れませんが、ラジオ講座は毎日あるので、習慣にしやすいというのもあります。それに安い。というわけで、おすすめです。番組もレベルごとに色々あるので、自分のレベルにあった番組を選びましょう。

単語集で単語を覚える

単語は知らないとどうにもなりません。覚えましょう。前にも書きましたが、僕は

というのを使っていました。
日本語の中に英語を埋め込んだ文章を使って覚えるという趣向になっています。ルー大柴っぽい。:-)
邪道だと思う人もいるかも知れませんが…
でも、単語は結局「使われる文脈」の中で覚えるのが一番楽です。で、普通は英語の例文がのった単語集を使うのでしょうが、それが日本語になっていることで、文脈を英語から認識する手間が省けるのがポイント。英語の例文の場合、例文中の他の単語も分からないことがあったりするし。
同形式の単語集は同じ著者から他にも出ているので、こちらもレベルに合わせて。

他の単語集としては、TOEIC Test 900点突破必須英単語というのも使っていましたが、こちらは普通に英語の例文を使っています。単語のニュアンスの説明があったりするのがいい点ですね。でも、かなりレベルが高いので、むしろ900点取った人のための単語集という感じです。

スピーキング力とモチベーションアップに:英会話学校

英語の能力には、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングがありますが、個人的にはそれぞれの能力をバランス良く訓練した方が効率的だと思っています。スピーキングはなかなか機会が無いので、英会話学校に通って訓練するのが良いでしょう。英会話学校だと、間違えた部分は修正してくれますし。
ただ、英会話学校だけだとあまり能力は向上しません。僕が通っていた時、先生に「例えばギターを習っているとして、教室にくる時だけギターを弾くようでは上達しないだろう。家で練習して、教室に来ないと。英語もそれと同じ」というようなことを言われました。その通りですね。
英会話学校はおおむね高いので、「うぅ、こんなにお金かけているんだから勉強しないと」というモチベーションアップにも利用しましょう:-)

サブ教材として:生の英語

海外のニュースやら、Podcastやら、ネット記事やらで生の英語に触れるのも良いと思います。覚えた単語やフレーズが、生の英語の中で出てくると感動するので、確実に頭に残ります。
ただ、あくまでサブ教材として考えた方が良いと思います。生の英語は教材として作られている訳ではないので、どちらかしかやらないのであれば、教材として作られたもの(ラジオ講座や単語集)を使って勉強した方が、ずっと効率が良いでしょう。(例えば毎日20分、Podcastを聞くのとラジオ講座を聞くのでは、どちらが上達するでしょうか?)
それでも、生の英語はそれ自体の楽しみもあります。時間と趣味に合わせて、という所でしょうか。

まとめ

おすすめは上から順です。NHKラジオ講座、単語集、英会話学校、生の英語ですね。もちろん、誰にでも当てはまる訳では無いと思いますが、ご参考までに。